はじめに

人生は迷い多き旅路です。時には暗闇に閉ざされながら、進まなくてはならない時もあります。

そんな我々に対し大いなる慈悲の光をもって、暗闇を破り歩むべき道を示して下さったのがお釈迦様です。

お釈迦様は八万四千という、莫大な法門を説かれたと伝えられています。その中でも、晩年の八ヵ年をかけ説かれた「法華経」こそがお釈迦様の真意であり、今の我々を導いてくださる御教えなのです。そして、日蓮大聖人はあらゆる深き闇をも裂き、全てを照らし出す朝日のような「法華経」の教えと功徳を「南無妙法蓮華経」の七文字に込め、我々に残して下さったのです。

世の中は楽しいことばかりではありません、辛いことや、悲しいことが沢山あります。でも、お題目を唱え、お題目の眼をもって見てみて下さい、全ての中に御仏の導きやメッセージが込められていることに気付くはずです。そして、全ての繋がりに気付いて下さい。きっと世の中は感謝で満ち溢れるはずです。 生きている我々も、旅立たれたご先祖様も皆共に、お題目の導きを頂き、安穏な空間で過ごしましょう。

当寺は皆様をお待ちしています。




秋季彼岸卒塔婆供養会

古来より「暑さ寒さも彼岸まで」とは言いますが、昨今の気象状況ではこの言葉も当てはまらなくなってくるのでしょうか。気象も含め今まで当たり前と思っていたことが当たり前ではない時代に入ってきています。このような時代だからこそ「今日も一日有り難し」と何気ない日常に感謝をし、少しずつの思い遣りを大切にできる世の中であることを願います。その中でも私達のこの瞬間の命こそ有り難しです。今日の命があることをご先祖様に感謝を申し上げ、共にお彼岸のご供養をいたしましょう。

 日時 9月23日(火曜日・秋分の日) 午前11時 

 卒塔婆料 三千円(四尺・五尺共通)

塔婆のお申込はお早めにお願い致します。尚、電話でのお申込は誤字の原因となりますのでご遠慮下さい。駐車場が手狭ですので公共交通機関でご来寺をお願い致します。


令和七年秋季彼岸会卒塔婆申込書




日蓮大聖人ご命日法要

本年は弘安5年10月13日にご入滅(お亡くなり)なされました、日蓮大聖人の第744遠忌(743回目のご命日)です。この大切な日に日蓮大聖人を偲び感謝の誠を捧げ、大聖人様にお会い致しましょう。

また、当日は当寺で保管しております日蓮大聖人が自らお書きになられたご本尊を1年に1度だけの御開帳を致します。是非お近くで日蓮大聖人の魂であるご本尊をお参り下さい。よいお導きがいただけます。

当山檀信徒の皆さまに限らずどなたでもご参拝頂けますので、お誘い合わせの上ご参拝下さい 。

*奉納金はご辞退申し上げます。日蓮大聖人への感謝のお塔婆(1基-1千円)は受け付けておりますので、お塔婆を通して一人でも多くの方が日蓮大聖人と繋がって頂くことを願っております。後述の「日蓮大聖人報恩塔婆申込書」にてお申し込みください。


一心に写経 昼食風景 境内の宗祖旗

 日時 令和7年10月12日(日)

11:00  法話(石川県珠洲市 本住寺住職 大句哲正上人)
 大句哲正上人のご紹介として後述の文化時報掲載記事をご覧ください。
 宗祖ご命日報恩法要 (日蓮大聖人が書かれたご本尊お開帳)
12:30  昼食 ( お寺でご用意しております)
 お題目写経 (なぞり書きですのでどなたでも写経できます)
13:40  お題目修行(皆で太鼓を叩き南無妙法蓮華経をお唱えします)
14:15  終了予定


当日皆様の仏壇の中で安置されている日蓮大聖人像をお持ち下さい。本堂でご本尊の前に安置し法味を捧げます。また、日蓮大聖人像をお持ちの方には本年度分の綿帽子を差し上げます。
宗祖旗をお申し込みの方は事前にお知らせください。一旒三千円。

※文化時報2024年4月9日号の掲載記事です。

最大震度7を観測した元日の能登半島地震から3カ月が過ぎた。建物の約3分の1が全壊した石川県珠洲市では、寺院も同様に甚大な被害を受けており、再建の見通しは分からない。このうち日蓮宗本住寺は本堂と庫裏、山門が倒壊し、大句哲正住職(69)は半壊だった母親の実家に身を寄せる。「決して諦めない。たとえ檀家が1人になっても、寺を続けるのが住職の務めだ」と語る。

あの日、たまたま外にいた時に、地面から突き上げられるような揺れに襲われた。1分以上は続いただろうか。屋内に取り残された妻のわか子さん(67)は、負傷しながら何とか外にはい出した。「九死に一生を得た」。地盤の隆起で墓の位置が約2メートルずれたことが、はっきり見えた。

しばらくは避難所生活を送り、不自由ながらも生活のめどが立つと、檀家を一軒一軒回った。最初の3日間は、50軒回って連絡が取れたのがたった1軒。ほとんどの家が倒壊しており、家人がどこにいるのか分からなかった。「電話もメールも通じない状況だった」と振り返る。

戻ってきた檀家たちは、倒壊した本堂や墓石を見て泣き崩れた。

前年には鐘楼堂全壊

本住寺は1559(永禄2)年創建。奥能登では数少ない日蓮宗寺院で法華経信仰の拠点となってきたが、昨年5月に珠洲市で震度6強を観測した地震でも、大きな被害を受けた。鐘楼堂が全壊したのだ。大みそかに檀信徒や近隣の人々が除夜の鐘を鳴らしに集う地元のシンボルだったという。

大句住職はこれを再建するため、昨年11月にクラウドファンディング(CF)を開始。締め切りを今年1月末、目標金額を500万円に設定し、約330万円が集まっていたところだった。

「まさか再び地震に襲われるとは…。しかも強さが前回とは比べものにならない」。CF は頓挫したが、「命ある限り寺の再建を目指す」と誓う。

過酷な状況、徐々に好転

本住寺がある珠洲市正院町の周辺は、道はかろうじて通れるものの、がれきの山が至る所にあり、3カ月たっても過酷な状況に置かれていることが分かる。断水も続いているという。

そんな中、近くの小中学校のグラウンドに仮設住宅が約70戸建った。「檀家にも避難所から移れる人が出始めた。水道が復旧していないため制約は多いが、『横になって眠れるだけでもありがたい』と話している」。少しずつだが、好転している。

奥能登は2007(平成19)年の能登半島地震以来、地震が続いてきた。そんな場所で生き続けることに、迷いはないのか。

大句住職は「さすがに今回は心が折れた。多くの人々が命を落として悲しむ日々は、つらい」と言葉を絞り出し、こう語った。

「寺は人々のよりどころであり続けた。鎌倉時代、日蓮聖人も地震や疫病が蔓延(まんえん)する中、教えを説いて人々の心を救ったはず。10年を超える長いスパンになるが、なんとか踏ん張り続けたい」


大句上人は現在日蓮宗の行政機関である、石川県第二部宗務所長というお立場でご自坊の事だけでなく、地域の日蓮宗寺院を先導されている方です。是非貴重なお話を一緒に聞かせていただきましょう。


日蓮大聖人にお塔婆を捧げましょう

お塔婆はご遺徳を偲び功徳をお届けすると同時にお手紙でもあります。日蓮大聖人のご命日に合わせ、感謝の気持ちをお塔婆に込めてお届けしましょう。

一基 一千円(お焚き上げ用のお塔婆です:右写真)


日蓮大聖人報恩塔婆申込書




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無料塾 てらこや 唱導寺

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詳しくはてらこやプロジェクト講師ボランティア募集をご覧ください。

一緒に勉強しよう

経済的な理由で有料塾に通うことが叶わない中学生を対象として開催している無料塾です。

「勉強したいけれども環境が整わず、どうやって勉強して良いかわからない」「学校の勉強についていけない」などの思いを持った生徒さんたちを、講師ボランティアがそれぞれの学力に合わせてサポートしていきます。大切なのはやる気です!

お寺という日常と違う環境で勉強してみましょう。未来を開くのは君次第!

 詳しくはこちらのページをご覧ください。

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   無料塾てらこや ホームページ
  https://twitter.com/muryoujuku_tera
   X、旧ツイッター
  https://www.townnews.co.jp/0112/2021/07/29/584837.html
   タウンニュース 2021年7月29日号



住職紹介

どんな坊主か少しだけ紹介

唱導寺の朝勤風景

仏天に感謝を捧げ、世界平和・皆さまの安穏とご先祖様方の成仏をお祈りしています。



50才の記念に初めて富士山に
登った時の一枚

平成30年に日蓮宗大荒行堂通算五百日の修行を成満しました。



令和7年 (2025) 唱導寺年中行事

新春初祈祷会〔1月元日・2日・3日〕

新春を迎え日蓮宗秘伝の修法加持を行い、一年間の無事安泰・所願成就をお祈り致します。


日蓮宗総本山身延山久遠寺初参り〔1月19日(日)〕

日蓮大聖人が「たとえ何処で死を迎えようとも、私の墓所は身延山に立てなさい。私の魂は未来永劫身延山に留めよう」と言われた総本山に新年の参拝を致します。


厄除け方除け祈祷〔2月2日(日)―14時〕

令和7年度の立春を迎え、本年厄年の方や運気の悪い方の除厄安全を祈り、合わせて本年度中肌守り・方除け守の開眼授与を行います。


副住職海睿上人 大荒行堂成満帰山式〔2月16日(日)〕

令和6年11月1日より令和7年2月10日まで寒壱百日の荒行を修めた海睿上人が唱導寺に帰山し、荒行成満の報告式を行います。


春季彼岸供養会〔3月20日(木・春分の日)―11時〕

皆様と共に卒塔婆を立て、ご先祖様のご供養を致します。


大黒天神御法楽祭〔4月25日(金・甲子)―11時〕

大黒天神をお祭りしている方々に御尊像をお持ち頂き、大黒天神に対し法味を捧げ、益々の福徳力を授けて頂きます。


霊山七面山参詣〔5月10日(土)~11日(日)―7時出発〕

古来より霊験の山として日蓮宗信徒の信仰を集めてきた七面山のお参りです。この山は登山に約3~5時間かかります。


盂蘭盆施餓鬼供養会〔7月12日(土)―11時・13時半)

ご先祖様に卒塔婆を立てるお盆のご供養と、ご先祖様以外にも苦しんでいる有縁無縁の霊魂を救う施餓鬼供養を同時に執り行います。


秋季彼岸供養会〔9月23日(火・秋分の日)―11時〕

皆様と共に卒塔婆を立て、ご先祖様のご供養を致します。


日蓮大聖人報恩会式〔10月12日(日)―11時〕

弘安5年10月13日にお亡くなりになられた日蓮大聖人の恩に報い、お題目と縁を持たせて頂いた感謝の心を持って皆様と共に大聖人様にご供養申し上げます。


大洗供養〔12月20日(土)―14時〕

一年間の感謝を込め、諸天善神・ご先祖様にご供養致します。一年の締めくくりの法会です。


令和7年唱導寺年中行事



毎月のご修行・ご供養会

月に一度はお寺参りでスッキリしましょう!参加は自由です。


耕心道場〔第1土曜日―15時〕

日々の暮らしや仕事に追われていると、自分自身と向き合う時間が持てず、善悪を見失い、不平不満ばかりが充満してしまうことがあります。そして負のスパイラルへと足を踏み込んでしまうのです。一か月の自分を振り返り見つめ直し、反省すべき点は反省し、嫌な思いはお寺で脱ぎ捨て、より良い一か月を過ごせるよう、月に一度一緒に修行しましょう。ご祈祷・ご供養も致します。

内容:懺悔文拝読・瞑想・唱題修行・ご祈祷・今月の運勢並びに方位説明・一口法話


祈祷会〔8日―11時・29日―11時・14時〕

参拝者に各月の開運祈祷を行い、来る月の運勢の説明を致します。


施餓鬼供養会〔8日―14時〕紙塔婆1基500円

施餓鬼供養とはあらゆる魂を安穏な世界へと導く供養法です。ご先祖供養・水子供養・因縁供養など全ての魂の安穏をお祈り致します。法事の時期ではないがご供養をしたい、身内ではないけれども供養をしたい、ご供養をしたい気になる方がいるがどうしてよいか分からない、などという方は是非お参り下さい。

当山において沢山のお供物を用意し、水に溶ける紙塔婆をあげ古来より伝わる法により、供物・塔婆を海に帰し、全ての霊魂を御本佛の元へとお返しいたします。

月例施餓鬼供養会申込書

慈母観世音菩薩例祭〔18日―13時〕

慈母観世音菩薩とは子供を抱いていらっしゃるお姿の観音様で、母が子を慈しむが如く我々を大いなる慈悲の心で守り、お導き下さります。慈母観世音菩薩の慈悲力を頂きご祈祷・ご供養致します。

施餓鬼供養会以外の参拝日はご祈祷をいたしますので、祈祷料として1千円を目安にご志納いただきます。

ご希望の方には月参りの時に、月毎の御守護を頂く「月守り(倶生霊神守護札)」を授与しております。(500円)

上記以外の個人的なご供養・ご祈祷・各種相談・方位鑑定等は予約制にて行っております。





倶生霊神守護札(月守り)

「人の左右の肩には同名・同生という名の神様がいて、母の胎内に宿った時から一生が終わるまで、影の身に添うがごとく付き従えている」と日蓮大聖人は教えてくれています。倶生霊神様は自分専属の神様です。このお守りは毎月取り替えて、倶生霊神様の守護力を高めていただくお守りです。先が見えない時代だからこそ、倶生霊神様のお力をいただき、ご神佛の加護の中で精一杯の努力をし、幸いの道を切り開いていきましょう。
倶生霊神守護札 ― 5百円




唱導寺だより

お寺はお葬式や法事をするだけの場所でしょ? いえいえ違います! お寺はけっこう色々やっています。ご縁をいただいた皆さまにもっとお寺のことを知ってもらいたくて発刊しております。ぜひご愛読ください。

最新号(第八号):クリックすると別ウィンドウで開きます。



これまでの唱導寺だより
 
 
 
創刊号 平成29年6月
(2017)
第二号 平成30年6月
(2018)
第三号 令和元年8月
(2019)
 

第四号 令和2年8月
(2020)
第五号 令和3年11月
(2021)
第六号 令和4年10月
(2022)
 


第七号 令和5年10月
(2023)
第八号 令和7年6月
(2025)



延宝山(えんぽうざん)唱導寺(しょうどうじ) 縁起

江戸時代中期に、日蓮宗の学僧であった妙心院日迅(みょうしんいんにちじん)上人が、現在の茅ヶ崎市浜之郷に唱導庵(しょうどうあん)という布教所を造られたのが当寺の始まりです。

昭和30年に現在の地に移転し、法華経流布(ほけきょうるふ)の為の小さなお堂を建て、「月山教会(がっさんきょうかい)」と名乗り、同信の方々の集う所となりました。当寺の歴代住職は日蓮宗祈祷の免許皆伝者であり、祈祷修法(きとうしゅほう)を中心に布教活動に努め次第に規模も拡張し、昭和42年7月28日に「延宝山 唱導寺」と改め現在に至っています。

当寺は、「昭和の歌姫」と称された美空ひばりさん(故 加藤和枝 平成元年6月24日寂 慈唱院美空日和清大姉(じしょういんみそらにちわせいたいし))の菩提寺でもあり、現在も加藤家のご供養をさせていただいております。

当寺の規模は大きくはありませんが、檀徒と信徒の隔てなく御題目を唱える方々のお寺としてこれからも有り続けたいと考えております。



 〒234-0053 神奈川県 横浜市 港南区 日野中央 1-6-34
  電話: 045-842-2955
  メール: namunamu@shoudouji.sakura.ne.jp
  ホームページ: www.shoudouji.org